ベンチャーのスピード感に惹かれ自分の伸び代を信じて飛び込んだ
新卒で地方銀行に入行し営業店に勤務後、本部に異動しスマホ決済サービスの企画や投資先企業との協業による新サービス立ち上げに携わりました。加盟店開拓営業からサービスの要件定義まで様々な業務に携わりましたが、銀行で提供できるサービスには限りがあり、全てのステークホルダーに対して喜ばれるサービスを提供できているのか、確信が持てずにいました。そんな中、協業するベンチャー企業のスピード感と仕事の幅に惹かれ、転職を決意。めったにない創業期の経験ができること、面接で会ったスタッフの人柄が良く一緒に働きたいと思えたこと、金融とは異なり垣根なく多くの方へサービスを届けられる業種に魅力を感じ、ネクスト・モビリティ(以下、ネクモビ)へ入社することにしました。
「攻め」と「守り」のバランスで会社の経営計画を考える
経理と人事を中心にコーポレート業務全般を担当しています。まだ小規模な会社なので、「営業と運行支援グループ”以外”の業務が私の担当」ですね。
経理については、会社の成長スピードが早い中で、収支のバランスをとりつつ更なる成長に向けた経営計画を経営陣と考えていくので、適切な経営判断ができるような数字を素早く出すことが求められますし、内容を理解すること、その上での提案も必要になります。経理業務だけでなく、経営企画的側面も大きいと思っています。
入社した頃は、収益の柱がまだ自主運行(アイランドシティ)のみでしたが、自治体などへのオンデマンドバスシステム外販案件がどんどん増えていくのと同時に、システムも高度化していきましたので、勘定科目や契約、業務フローなどがめまぐるしく増加しました。
これらを税理士など外部の専門家の協力も得ながら整理することや、増資・減資、株主(三菱商事、西日本鉄道)への毎月の定例報告会や株主総会などの調整も担当しています。
これまではいわゆる「一人コーポレート」でしたが、2022年末からスタッフが増えチームになったので業務分担しつつ、会社の成長に応じた仕組みを整えています。新しい仕組みや制度、経営計画を自ら考えてつくっていけるのは醍醐味だと感じます。
「誰か」ではなくサービスを届ける人の顔が見える仕事
直に利用者の方々の声を聞く機会があることは、ネクモビの魅力の一つです。私はコーポレート業務が主業務ですが、ある自治体での広報・マーケティングも担当しています。入社後しばらく経って、せっかく公共交通の企業に入ったのにサービスに関われていないことを定期面談で上司に相談したところ、「役割分担だからいいんだよ」というフォローと共に想いを尊重していただき、案件にも一部携わることになりました。住民説明会やイベントで利用者の方と接する中で問題点やニーズを把握できますし、のるーとが地域の方々の足として求められているサービスであることを実感し、この事業をさらに成長させたいと強く思うようになりました。多くの人にアプリを通じてサービスを提供する業態でありながら、利用者にも会って話す機会もある仕事はなかなかないですよね。
柔軟な働き方で家庭と自分の成長を両立
リモートワーク、フレックスタイムと柔軟な働き方ができる制度が、特に結婚してから助かっています。家事や家族のことにも目を向けつつ、仕事にもしっかり取り組める環境は、自分が成長する上で欠かせないと思っています。時には家族の通院に付き添って遅く出勤したり、早く退勤して友人と飲みに行ったり、繁忙に応じて勤務時間を調整したりと活用しています。また、柔軟な働き方ができるので、充実したプライベートを送っている同僚が多いように思います。
私自身交通業界はもとより経理も未経験でしたが、目前の業務だけでなく「仲間の成長にも協力する」という意識が浸透しているので周囲の力を借りながら業務を覚えていく環境は整っていると感じます。
“全員”で事業成長にコミットするために
今年度(2023年度)は6期目という会社として重要な時期で、来年度と今後3ヵ年の事業成長にコミットするために、スタッフみんなが同じ熱量で目標に向かっているのを感じています。経営企画グループは売上をとってくることはできませんが、働きやすい環境を整え、不要なコストを抑え、競合に勝つために経理目線の数字を提供するなど、収益につながるアクションで事業成長に貢献できると考えています。
今後会社を一緒に成長させ、安定したサービスを提供し続けていくために、ネクモビの事業内容に共感してくれる方、ご自身のこれまでの経験を活かしつつ、キャリアの幅を広げようと思う方にぜひ力を発揮してほしいなと思います。自分の成長と会社の成長がリンクする実感を持てるので、きっとその先に見える世界が変わるはずです!