交通分野で裁量をもった新しいチャレンジがしたくて
大学卒業後、大手鉄道会社で現場の業務から経営観点まで携わりました。ただ、鉄道会社は1つのプロセスにかかる時間が長く、もっと自身の経験を増やしたいという思いから、新規事業を提案するコンサルティングファームへ転職しました。インフラ系の領域を担当し、経営者や知事・首長といった意思決定者らと会話し、どういうプロセスで意思決定していくかを学べたことは今の業務でも活きています。
その後、東京から地方へ移住したいという妻の意向から、大学時代を過ごした福岡へ。大企業にはすでに勤めたので、裁量があって職種も流動的なところで、業務領域を広げたいという思いと、交通で何か新しいことができないかという思いからMaaSや IT系のベンチャー企業を調べる中で、ネクスト・モビリティ(以下ネクモビ)に出会いました。当時はまだ会社が立ち上がったばかりで、スタッフも出向社員が数人。1人目の正社員採用でしたが、逆に面白そうだと思って決めました。つぶれたらつぶれたで、倒産もなかなかできない経験になると思っていましたね(笑)結果、倒産どころか今や正社員も増え、案件も増えてさらに人を採用しようとしている状況ですから、数年で大きく変わったなと思います。
「どうやったらうまくいくか」を考えてポジティブに行動するところが好き
ネクモビで働く方は「人がいい」と思います。みんなポジティブですし、業務では時に大変なこともありますが、「どうやったらうまくいくか」を考えて形にしていく力をそれぞれが持っていると感じます。それがいいチームワークになっていますし、コミュニケーションも取りやすいです。
やりがいとしては、自分が考えて提案したものが形になって実現するところが魅力ですね。運行開始日よりも、数ヶ月して順応した頃に、「地域の役に立っているな」と実感します。
相手の想いを汲んで、現場で見て体感して、システムで実現
現在は運行支援グループで、プロジェクトマネジメントを担当しています。主にはオンデマンドバスのシステムを決めるための要件定義で、運行開始前から開始後も含め、どうすれば円滑な運行ができるかを自治体をはじめとするお客様の声を聞きながら決めていく業務です。カスタマーサクセスに近いと思います。お客様にとっては、初めて導入するものなので何を決めたらいいのかもわかりません。ですので、決めなければならない全体像を示して、おすすめプランを提案して、意見をもらってシステムに落とし込んでいます。
また、実際に現地に行って現場検証も行います。運行予定の道路を自分で車を運転しながら、道幅や所要時間などを確認します。前身となるコミュニティバスがある場合は、そのルートも通ってみて、どこで乗り降りが多いのかや、所用時間を体感することで、AI型乗り合いバスに代わったときに許容される待ち時間を考えたりしています。
ネクモビの仕事はBtoBですが、その先にtoC(カスタマー)がいます。お客様の要望や満足度はもちろん大事ですが、その先にいる利用者、地域住民の方々の満足度を大事にしています。
あとは相手の視点を常に意識しています。お客様が何を実現したいのかを汲み取って、システム制限や予算との中間の立ち位置で客観視してバランスを取って進める力が必要です。自動音声予約サービスやLINEミニアプリなどのサービス立ち上げを通してシステム内部も理解しているので、パートナー企業のエンジニアたちがどの要件を先に決めたいのか、温度感なども以前よりわかるようになりました。お客様の意向をエンジニアが設計するための橋渡しをスムーズにしていきたいと考えています。
プライベートも充実
出張が多い時もありますが、ネクモビはフレックスタイム制なので、時には早く終業して友達と遠くまで飲みに行ったり、ドームの近くに住んでいるので野球を見に行ったりしています。リモートワークの日は終業後ジムに行ったり家で料理を作っていますし、出社した日は同僚とご飯を食べたり飲みに行って帰るなど、プライベートとのバランスを取っています。
交通業界は特殊で知識がないと難しいと思われるかもしれませんが、ロジカルに要件を決めていくような経験があれば大丈夫。また、「交通体系を考える」際には、どこかにいくのが好きとか、乗り物に乗る機会が多い人であれば十分に必要な要件を考えられると思います。ポジティブに物事を捉えて行動力がある人を、歓迎します!
橋場が開発に携わった、自動音声予約システムの開発実績インタビューも併せてご覧ください!
https://www.serverworks.co.jp/case/next-mobility.html